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小を捨てて大につく
miu بازدید : 28 پنجشنبه 07 آذر 1392 نظرات (0)

この人はインドへ帰るんだからインドから一つ手紙を出して貰おう。委しい事は書けないがチベット内地のここギャア・カルコまで来たということをインドのサラット・チャンドラ・ダース師に知らしたい。それのみならず先生の手から堺の肥下徳十郎氏なりあるいは伊藤市郎氏らに私が死んで居らないということを知らして遣りたいという考えを起しましたから、手紙の事を話しますと早速引き受けてくれた。 故国へ始めての消息 そこでインドのダージリンのチャンドラ・ダース師へ出す手紙の中へ日本へ送る手紙を封じ込んで確かに封をして、その男に若干の金を与えて出して貰うことにしました。今度帰って肥下、伊藤の両氏に聞いて見ますとその手紙は確かに着いておりました。随分確実な人であったと見えるです。それからそこへ逗留しておるうちに私が長い間連れて歩いた二疋の羊が失くなったという始末なんです。その羊はどっかへ逃げて行ってしまったという訳であったが、実はその三人兄弟の一番の弟が大分に悪い男で、金が欲しいというところから羊を盗んで売ったらしく察せられますけれども、私は全く知らない風をして、なあにそれだけ位のものは遣ってよいという考えで居った。ところで一番困ったのは曩に申したダアワ(月という意味)という娘である。チベットでは大抵月曜日に出来た者をダアワと言い、金曜日に出来た者をパーサンと言い、日曜日に出来た者をニマと言います。委しい事は後にお話しましょう。その 情報商材 レビュー

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