料理も大切でありますが、また食器の選び方も大切であります。食器を見るには、そのひとの審美眼で選ぶのであります。すべて当を得た食器を用いないと、引き立ちません。楽しみになりません。どういう食器がよいのか、該当するか、感じがよいか、それらは実習によってご説明いたしましょう。 食器の次には盛り方が大切です。盛り方というものは、ひとの目に非常に影響するもので、せっかくのおいしいものも、盛り方の悪いために、その割でなくなりますから、盛り方と量のことも、充分考えねばなりません。 料理とは、理を料るという意味で、割烹とは違います。割烹というのは食事の方のみに用うる言葉でありますけれども、料理の方は政治にも人間にも用いられる語で、それは食べ物が、合法的でなくてはいけないというために食べ物の方に用いられ、料理という文字が、割烹の代名詞となったのでしょう。 料理をする根本は親切でなくてはいけません。魂の入った真剣なものでなければいけません。そうでないと、自分がまるで機械になってしまって、自分自身楽しいことにもなりません。自分がやっていて、楽しく趣味に生きるには、正直に得心のいくように、良心に従うことが肝要であります。 結局料理も、悟りが大切なのであります。なるほどというのがつまり悟りであります。悟りがなくてはいけません。これが料理の概念なのであります。今日は概念についてだけにしておいて、この次から実習について語ります。 塾の授業の動画配信サイトは塾の家庭教師で授業の動画配信
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